ケイツーシロップは、赤ちゃんに起こりやすい出血を防ぐためのお薬です。ケイツーシロップ1mLあたり、ビタミンK2を2mg含んでいます。日本の多くの産科施設では、赤ちゃんに対してケイツーシロップを合計3回(出生後、生後1週、生後1ヵ月時)、各1回1mLを投与して、ビタミンKの欠乏を防いでいます。この方法でほとんどの赤ちゃんのビタミンK欠乏を予防できますが、中には3回投与してもビタミンK欠乏性出血症を発症する赤ちゃんがいるので、生後3ヵ月まで毎週1回ケイツーシロップを投与する方法も勧められています。当院でもビタミンK欠乏をより確実に予防するために3か月法を採用しています。
飲んだ後に吐いてしまいました。どうすれば良いですか?
再度内服させる必要はありません。
内服する際にこぼしてしまいました。そのまま内服させても良いですか?
少量のみの場合は大丈夫です。半量以上こぼしてしまったと思われる場合は新しいシロップを内服させてください。
不足分は病院にて購入可能ですので、小児科外来にお声かけください。紛失時、破損時も同様です。
内服させるのを忘れてしまいました。どうしたらいいですか?
その次の予定の内服日から再開してください。
内服スケジュールの最終日から1週追加して内服をしてください。
間違えて水曜日以外の曜日で内服してしまいました。次の内服はどうしたら良いですか?
内服忘れの項目と同じように、次回内服を再開してください。
内服したことに気が付かず、2回分内服してしまいました。
心配しなくても大丈夫です。次週も予定通り内服してください。
必要量を内服した事に変わりはありませんので、最終内服分(13回目)の内服は不要です。