腹囲の計測と妊娠36週以降の内診がないのはなぜですか?
2020/09/11 [寄せられたご意見に関して]腹囲や子宮底の計測は、胎児の成長を評価するひとつの方法です。超音波検査による胎児計測は、より正確に胎児の成長を評価する事が可能です。そのため、超音波検査で成長を確認している場合に、腹囲と子宮底長の測定を省略する事が認められています。当院では妊婦健診の際、毎回超音波検査で胎児の推定体重を測定して成長を確認していますので、腹囲と子宮底長の測定は省略しています。 妊娠36週以降、分娩時期の予測を目的として、健診毎に内診を行う病院もあります。当院の考えでは、内診所見でいつ分娩が始まるか予測することは困難な場合が多いこと、また内診が妊婦さんにご負担をかける診療であること、膣内や子宮内への感染のリスクがあることなどを考慮して、36週以降、健診毎に内診することは行っていません。 産兆を認めたり、分娩予定日を過ぎることが予想されるなど、医師が必要と判断した場合に内診を行なっています。
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