新型コロナウイルス感染症に不安をかかえる妊婦及び御家族の方へ(東京都の検査費用助成について)
2021/04/27 [出産(分娩入院)]東京都では、「新型コロナウイルスに感染した妊産婦に対する寄り添い型支援」、及び、出産を間近に控え、希望する妊婦の方が新型コロナウイルスのウイルス検査を受けていただく場合の検査費用の助成を実施しています。
●東京都福祉保健局 「新型コロナウイルス感染症に不安をかかえる妊婦及び御家族の方へ」
新型コロナウイルスに感染した妊産婦への寄り添い型支援
新型コロナウイルスの感染が認められた妊産婦で、健康面や出産後の育児などの相談、支援を希望する方に向けて助産師や保健師などの専門職が、訪問や電話などで、妊産婦の方の様々な不安や悩みをうかがい、専門的なケアや育児に関する助言や支援を寄り添いながら行います。(無料)
対象者、支援内容、お申し込み方法など詳しくは東京都福祉保健局HPまたはリーフレットにてご確認ください。
※新型コロナウイルスに感染していない妊産婦の方については、「妊産婦向け助産師相談」にてご相談をお受けします。ぜひご利用ください。
無症状の妊婦への分娩前ウイルス検査費用助成(新型コロナウイルス感染症)
不安をお持ちの無症状の妊婦の方が希望する場合に、新型コロナウイルスの検査を受けることができ、その検査費用を東京都が助成します。本検査は希望する妊婦の方を対象としており、全員が受ける必要はありません。手続きは当院が行います。
対象者、支援内容、お申し込み方法など詳しくは東京都福祉保健局HPまたはリーフレットにてご確認ください。
対象となる方
・東京都に在住の方(里帰りのための一時的なものは除く)
※里帰りのため、都外で出産される場合などは、東京都のHPをご確認ください。
※東京都以外にお住まいの方は、在住の自治体へお問い合わせください。
・発熱等の感染を疑う症状がない方
・出産を間近に控えた妊婦の方(おおむね36週)
検査費用
33,000円【自己負担額13,000円】
東京都から20,000円の助成があります。
手続きは病院が行います。
検査に当たっての注意事項
【1】新型コロナウイルス検査は、発熱等の感染を疑う症状がなく御本人が希望した場合に任意で行われるものです。ただし、検査を受ける時点の妊婦の方の状態によっては、医師の判断により本検査よりも処置や治療が優先されることがあります(例えば、陣痛が始まっている場合など)。
【2】 本検査の対象回数は 1 回のみです。
【3】検査の性質上、陽性となっても実際には感染していないこと(偽陽性)、陰性となっても実際には感染していること(偽陰性)が一定の確率で起こります。
【4】検査1時間前からの飲食・うがい・歯磨きは検査結果に影響が出るため避けてください。
【5】検査時は口紅を落としていただきます。
検査の結果が(偽陽性も含めて)陽性になった場合について
【1】 症状の有無にかかわらず、原則として他院での入院となります(その場合、分娩費用が予定していた金額から変更となることや、分娩方法等が変更される(帝王切開等)可能性があります。)。
【2】症状の有無にかかわらず、原則、入院中のお母さんや赤ちゃんへの面会及び分娩時の立会いが制限されます。また、分娩後の一定期間、母子分離(お母さんと赤ちゃんが別室での管理となり、赤ちゃんに触れたり授乳することができない。)となります。
【3】所在地を管轄する保健所による調査が入り、行動歴の調査や濃厚接触者の特定などが行われます。御家族等が濃厚接触者となった場合、新型コロナウイルス検査の対象になる場合があります。
【4】希望により、退院後において自治体等が提供する、助産師・保健師等による継続的な健康支援や、育児支援などのケアを受けることができます。そのため、本検査結果等につきましては、東京都から住所地の自治体に提供させていただく場合があります。